内視鏡検査

当医院では、内視鏡学会専門医として、内視鏡検査を安心して受けていただくための環境を整備しております。

がんの早期発見・早期治療に活躍する内視鏡

内視鏡検査

「胃カメラ」に代表される内視鏡は、体内に小さなカメラを通し、臓器などの様子をスコープ越しに観察するための機器です。従来の、触診やレントゲン、血液検査などでは診断することが難しい、小さな異常を見つけるのに適しているため、日本人に多い胃腸のがんをはじめとする内臓疾患の早期発見に、たいへん大きな効果を発揮します。

初期のがんは、痛みなどの症状があらわれないことがほとんどです。この時点で発見できなければ大事になりかねないことは、ご存じのとおりですが、それを見つけるもっとも有効な手段が内視鏡検査なのです。

内視鏡でわかる・予防できる病気

食道・胃・大腸・十二指腸など、消化器のがんやポリープをはじめ、多くの病気に対応します。

  • 食道がん
  • 逆流性食道炎
  • 胃がん
  • 胃潰瘍・胃炎
  • 十二指腸潰瘍
  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ

最新設備で安心の検査

オリンパス社製の最新ハイビジョン内視鏡システムを使用しております。

当院ではこのがんの早期診断ができるように、画質がさらに向上したオリンパス社製の最新機器(H26年5月開院当時)を準備しています。さらに胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)は経口と経鼻の2種類のスコープを用意しております。経口内視鏡はやや太め(先端部10.2mm)ではありますが、従来のハイビジョン画質を大幅に上回る高精細画像を撮影することが可能です。

また、経鼻内視鏡は経口内視鏡検査に比べてその細さ(先端部5.4mm)に特徴があります。さらに、経口内視鏡と違い舌根(舌の付け根)をスコープが通らないことで咽頭反射(「おぇ」っとしてしまう)を軽くすることができます。会話しながらの検査が可能ですので、患者さん自身が画面を見ながら検査中に質問することも可能です。

内視鏡専用の洗浄器。消毒を徹底し、機器を常に清潔に保ちます。
最新機器では以前の経鼻内視鏡よりも画質はかなり向上しています。おおまかには、以前に経口内視鏡検査でそれほど苦しくなかった方やより精密な検査を望まれる方は経口から、以前の口からの内視鏡検査が苦しかった方は経鼻内視鏡検査を受けてもらえればよろしいでしょう。

内視鏡画像には通常我々の目で見ているような色調の白色光のほかに、特殊な光に変えて観察できるNBI(Narrow Band Imaging;狭帯域光観察)システムというものがあり、当院の内視鏡システムにも搭載されています。これにより従来のものより早期がんの発見率の向上や精度の高い診断が可能になると期待されています。

内視鏡検査にかかる費用

内視鏡検査には保険が適用されますので、比較的少ない負担で受けることができます。内視鏡検査自体にかかる費用は次の通りです。

1割負担 2割負担 3割負担
上部内視鏡(胃カメラ) 約2,000円 約4,000円 約6,000円
下部内視鏡(大腸カメラ) 約2,500円 約5,000円 約7,500円
(病理検査費用、診察料、投薬料などは含みません)

がんをはじめ、あらゆる病気は、症状があらわれる前に発見し、適切に処置をすることが大切です。また、結果的に経済的な負担の軽減にもつながります。定期的に検査を受け、病気をしっかり予防しましょう。